1.辛ろうござんすひとり旅
作詞:原譲二
作曲:原譲二
義理と人情の しがらみに
生きてる身には 幸福せなんか
あると思えば 弱くなる
ましてふるさと 信州路
瞼閉じれば遠くなる 遠くなる
辛ろうござんす ひとり旅
つかずはなれず 群れとぶ雁も
山越え帰る 日暮れのねぐら
明日は晴れるか 峠路は
向けた背中に 散る落葉
こころ細さに風が泣く 風が泣く
辛ろうござんす ひとり旅
墨絵ぼかしの 七坂道は
草鞋が冷たい 合羽が重い
未練ばかりが 後追いかけて
つるべ落としの 秋がゆく
隠す涙の三度笠 三度笠
辛ろうござんす ひとり旅
2.旅鴉義侠伝
3.2000年音頭
作詞:原譲二
作曲:原譲二
花は桜か 山なら富士よ
時は何代 変われども
無くしたくない 人ごころ
二千年 二千年
やって来ました 新時代
俺もお前も 私も君も
強く大地を 踏みしめて
ドンと ドンとドンと いけばいい
照る日曇る日 浮世の習い
ちょいとつまづく こともある
弱音吐いてちゃ 渡れない
二千年 二千年
共に夜明けの 新時代
俺もお前も 私も君も
辛さ苦しさ バネにして
ドンと ドンとドンと いけばいい
若い苦労は 実になる宝
いつか必ず ありがたい
福が舞い込む 通りみち
二千年 二千年
夢が膨らむ 新時代
俺もお前も 私も君も
力合わせて のり越えて
ドンと ドンとドンと いけばいい
燃やせ日本の 未来の為に
老いも若きも 分かち合い
繋ぐ手と手に 血が通う
二千年 二千年
明日を育くむ 新時代
俺もお前も 私も君も
笑顔晴れ晴れ 輝いて
ドンと ドンとドンと いけばいい
4.緑
作詞:羽生深雪・星野哲郎
作曲:原譲二
緑は地球を 守ってくれる
心のゆりかご 母さんだ
植えよう 小さな 苗木でも
やがて緑の 森となり
泉や 川が 戻ってくるよ
あふれる緑を 未来に贈ろう
緑が地球に生まれたころは
人間なんかは 居なかった
緑は地球の お父さん
だけどとっても やさしくて
光りや 水を 守ってくれる
明るい緑を 次代に残そう
木の幹 木の枝 木の根っこにも
地球の命が 宿ってる
植えよう 幼い苗木でも
やがて根を張り 天を突き
とんぼや めだか 育ってくるよ
豊かな緑を 未来に贈ろう
豊かな緑を 未来に贈ろう
5.豊の森
6.約束の夏
作詞:大地土子
作曲:大地土子
深い青空 真っ白な雲
無邪気に遊ぶ 裸足の季節
波しぶき 日焼け顔 麦わら帽子
駆けだして 戯れて 泥んこの夏
はにかみながら ゆびきりをして…
心に残る 淡い薫りは
陽炎ゆれる まぶしい季節
田んぼ道 山登り 蝉たちの歌
追いかけて 寝転んで 終わらない夏
夕やけ空に ゆびきりをして…
天の川 風ぐるま 線香花火
微笑んで 手を振った 約束の夏
それじゃまたねと ゆびきりをして…
ゆびきりをして ゆびきりをして…
7.一本道
8.橋
作詞:仁井谷俊也
作曲:原譲二
この世には 眼には見えない橋がある
親子を繋ぐ 橋がある
這えば立て 立てば歩めと
大事に育て…
親から旅立つ 日が来ても
一生忘れぬ 橋がある
世間には 縁という字で結ばれて
夫婦で築く 橋がある
倖せの 春はいつでも
足踏みだけど…
ふたりでいたわり 庇いあい
死ぬまで寄り添う 橋がある
男には 夢を拳で握りしめ
ひとりで渡る 橋がある
向かい風 今日も行く手を
邪魔するけれど…
勇気・誠実(まごころ) この汗で
明日へ架けたい 橋がある
9.北国の街
10.人生道
作詞:仁井谷俊也
作曲:原譲二
気高き山に 父を見て
やさしき海に 母を知る
人の世に 挫折いて
傷つく時は…
故郷の 空仰ぎ
夢 遥かなる 人生を行く
寄り添い生きる 妻がいて
笑顔が嬉し 子宝よ
喜びも 悲しみも
分けあう身なら…
扶けあい 支えあい
夢 ひと筋の 道程を行く
我が師と仰ぐ 人ありて
情がかよう 友がいる
人の縁 人の恩
魂に刻み…
大志 忘れずに
夢 限りなき 明日を行く
11.知床漁港
作詞:仁井谷俊也
作曲:原譲二
海が嫌いで 故郷捨てた
なんで今さら 恋しがる
コップの酒に 酔うたびに
沖で網ひく 親父が浮かぶ
帰ろかなァ… 帰ろかなァ…
俺のふるさと 知床漁港
がんこ印の 流氷にらみ
ホッケ相手に 荒稼ぎ
大漁旗が 潮風に舞う
海の漁師の 祭りも近い
帰ろかなァ… 帰ろかなァ…
紅い夕陽の 知床漁港
吠える北海 漁師を継いで
楽をさせたい おふくろに
背中丸めて 今頃は
流れ昆布を 拾っているか
帰ろかなァ… 帰ろかなァ…
俺のふるさと 知床漁港
12.流転笠
作詞:原譲二
作曲:原譲二
故郷を追われた
赤城を追われた
上州鴉
明日のねぐらは ないものを
アー 寒いな
背中に空ッ風
破れ合羽の 破れ合羽の
追われ旅
なまじ未練に
見返える 峠路
月さえ うるむ
声にならない ひとり言
アー いつかは
落葉の露か
泣くな運命の 泣くな運命の
無宿旅
みぞれまじりか
草鞋冷たい
コハゼが痛い
抱いた長脇差 また重い
アー いつまで
この身は遠い
男忠治の 男忠治の
流転笠
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